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らくちんイタリア語会話 vol.151

- 16 luglio 2006 -

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今日のテーマ: ITALIA CAMPIONE DEL MONDO!!!!! PO-PO-PO-PO-PO-PO-PO!!!!!
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ITAAAAALIAAAAAAAAAA CAMPIONE DEL MOOOOOOOOOOONDOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!

皆様既にご存知の通り、Mondiali 2006 (Mondiali di calcio Germania 2006)、
ワールドカップ2006年ドイツ大会において、イタリアが24年ぶり4度目の優勝を
成し遂げました! 今回はもちろん優勝記念特集です!

まずは、イタリア国歌!
歌詞を復習したい方はこちらをご覧ください:
イタリア国歌
http://aromazzi.hp.infoseek.co.jp/20010603.html

続いて今回、イタリアを優勝に導いた応援歌を2つご紹介します。

こちらのコリエーレのイタリア応援歌特集サイトでまず聞いて、見てください:
http://www.corriere.it/Speciali/Extra/2006/Germania2006/articoli/inni.shtml
祝賀祭のチルコマッシモでの歓喜の歌声、ワールドカップを掲げるトッティを中心
にアッズーリと観衆が歌うイタリア国歌、正式なイタリア国歌もここで聞けます。

この2つの歌のCDに興味がある方はこちらをご覧ください:
イタリアおすすめCD
http://www.mars.dti.ne.jp/~matsuken/aaitaly/ibs-cd.html

1つめの曲は、Siamo una squadra fortissimi / Checco Zalone です。

イタリアの人気お笑い番組「Zelig」の人気者ケッコ・ザローネが歌う、審判問題
・カルチョーポリ等々全てを笑い飛ばす2006ワールドカップ・イタリア応援歌が、
この「スィアモ・ウナ・スクァードラ・フォルティッスィミ(俺たちは激強チーム
)」です。曲中、ルチァーノ・モッジを皮肉った電話のやりとり等で笑わせ、暗く
沈んでいたイタリア国民とアッズーリの気持ちを明るくしてくれたことでしょう。

この歌はコリエーレのサイトにもあるように、アントネッロ・ヴェンディッティ、
クラウディオ・バッリョーニ、カルメン・コンソーリ、マックス・ガッツェ、エン
リコ・ルッジェーリ、エロス・ラマッツォッティ、ジョヴァノッティ、パオロ・ベ
ッリ、ラウラ・パウズィーニ、ネックといったイタリアを代表する多くのシンガー
たちによって歌われています。

そして2つめの曲が、皆様も試合を見ていて耳に残っているかもしれません、
優勝が決まった時もアッズーリが大合唱していました、イタリアで今一番の曲、
2006年のイタリアを代表する曲、イタリアの優勝を支えたといってもいい曲、
それがこの Po-Po-Po-Po-Po-Po-Po です!

元の歌はホワイト・ストライプスの2003年のグラミー受賞曲、「Seven Nation
Army セブン・ネーション・アーミー」です。

この曲がどうしてイタリア応援歌になったかをwikipediaで調べてみたところ、
http://it.wikipedia.org/wiki/Seven_Nation_Army
2003年この曲の世界的大ヒット後、イタリアでもリミックスがディスコテーカで
流行り、次第に各チームのクルヴァで曲のメインリフのメロディーが応援に使わ
れ始め、それが2006年のASローマのクルヴァで大々的に歌われ始めたようです。

そして、当時怪我で療養中のトッティが、奥さんのイラリーがアシスタントを
務めていたサンレモ音楽祭を見に行った時にこの歌を歌い(相当下手だった!)、
その下手さもウケて(?)流行っていったようです。
以下はその時のトッティのビデオです!(下手だ!)
トッティ、サンレモで歌うビデオ映像
Video - Totti a SanRemo "Po-Po-Po-Po-Po-Po-Po"


歌詞のアレンジとして、例えばローマデルビーのローマならラツィオを相手に
♪Biancazzurro bastardo〜、対フランス戦なら♪O francese bastardo〜という
風にするそうです。


前置きが長くなりましたが、書きたいことがたくさんあり過ぎるので、以下は
項目ごとに書いていきます。


- Calciopoli または Moggiopoli(カルチョーポリ モッジョーポリ)

皆様もニュースで見ていることでしょう、ユーヴェのGMモッジの電話盗聴記録から
発覚した審判への不正圧力問題に始まり、事は次第に大きくなっていき八百長、不
正会計、選手獲得不正、違法賭博等々に広がり、さらにユーヴェのみならずラツィ
オ、フィオレンティーナ、ミランにまで疑惑の輪は広がり、イタリアサッカー史上
最悪の事件となってしまったのでした。

これが、92年の政財界を巻き込んだ大汚職事件Tangentopoli(贈収賄都市) に引っ
掛けて、Calciopoli または Moggiopoli と呼ばれるようになりました。さらに、
Tangentopoliの時の汚職一掃ぶりから別名Mani pulite (マーニプリーテ) とも呼
ばれていたのを皮肉り、Piedi puliti(ピエディプリーティ)とも呼ばれています。

タンジェントーポリ、マーニプリーテについては、過去の記事をご覧下さい:
タンジェントーポリ
http://aromazzi.hp.infoseek.co.jp/20000611.html

ワールドカップを直前に控えてのこの一大サッカー汚職事件は、国民はもとより
イタリア代表選手にも大きく影を落としたことでしょう。ブッフォンが賭博容疑
で事情聴取を受けたり(その後疑惑は晴れました)、イタリア代表キャプテンで
ユーヴェ所属のカンナヴァーロが「これはどこのチームでもやってる」発言で
叩かれたり、雰囲気は散々でした。しかしアッズーリはそんな逆風吹き荒れる中
で、自らの手で勝利を積み重ねていきました。

そんな中更なる悲劇が起きました。予選を突破しウクライナ戦を控えていた27日、
かつてはイタリア代表、ユーヴェの選手としてプレイし、現在はユーヴェの幹部で
あるペッソットが、ビルから転落し重体となったのでした。かつての同僚、ザンブ
ロッタとデルピエーロは緊急帰国し彼を見舞いました。
そして迎えたウクライナ戦、そのザンブロッタが得点にアシストに大活躍し、
ウクライナを3−0で下したのでした。そしてザンブロッタとカンナヴァーロが
試合後に掲げたイタリア国旗にはこう記されていました:

PESSOTTINO SIAMO CON TE.
おれたちのペッソット、そばにいるよ。

この後アッズーリはさらに団結を強め、最後の最後まで進んでいったのでした。

前回優勝の82年もサッカー汚職に揺れていたこともあり、今回もその再現がある
のではないかという希望的予想は皆の心にありましたが、まさか本当に実現する
とは、といったところだったでしょう。優勝翌日のガッゼッタ一面に「TUTTO
VERO!(全部本当です!)」とあったのはまさにそんなところだったでしょう。

そして様々な方面から聞こえてきたのが、優勝したら amnistia (アムニスティー
ア) 恩赦を与えるべきじゃないかという声でした。大臣からも恩赦を求める声が
挙がり、問題となりました。しかし世論の大勢は恩赦に反対であり、誰よりも
選手自身が恩赦を望まず正々堂々と裁きを受けようという姿勢を見せていました。

そして昨日14日、最初の裁定が下されました。ユーヴェ、フィオレンティーナ、
ラツィオがセリエBに降格、ミランはセリエA残留もチャンピオンズ出場権剥奪、
それぞれ大きな減点を予め課されるというものでした。ユーヴェは2回のスクデット
も剥奪されます。
最終的な確定は来週以降になりますが、おそらくこれで決まるでしょう。
イタリア政財界が一掃されたように、サッカー界も新たな再出発を迎えます。


- Cucchiaio(クッキアイオ)

「スプーン」、つまりすくい上げるように蹴るチップキック、ループシュートの
こと。これはローマのバカ...いえいえ若大将トッティの得意技で、今大会でも
何度もトライしては失敗していたのを皆様もご覧になっていたことでしょう。

彼がこの技を決めたのは、ユーロ2000準決勝の対オランダでのPK戦の時でした。
PK戦の緊張が高まる中、彼は突然ループシュートを打つことを宣言、周囲が驚き
と不安を募らせるのを尻目に見事にループでPKを決め、伝説の勝利をあげたの
でした。この時のトッティの言葉が、Mo je faccio er cucchiaio(おれループ
蹴ったるわ)で、この言葉をタイトルとした本を5月に発売したばかりでした。

このトッティの本に興味のある方はこちらをご覧ください!:
イタリアおすすめ本
http://www.mars.dti.ne.jp/~matsuken/aaitaly/ibs-libri.html

この本を出したとあっては、ワールドカップの大舞台で実際にクッキアイオを決め
ない訳にはいかないこのバカ...いえいえ若大将トッティ、打ちまくりました...

そしてやってきた絶好の機会、対オーストラリア戦後半0-0で終了間際にPK奪取、
そして蹴るのはトッティ...

この場面を描写したレプッブリカの記事が笑いました:
Repubblica.it - Mondiali di Germania 2006 - Totti non fare il cucchiaio

Prima la gioia, poi la grande paura.
最初に喜び、そして大きな恐怖が襲ってきた。

E l'Italia intera urlo` "Non fare il cucchiaio"
そしてイタリア全土が叫んだ、「クッキアイオはやめてくれ!」

いつもは冷静なピルロが叫ぶ、「FORZA, FORZA, FORZA!!!」
ブッフォンは見ていられなくて後ろを向いた。。。
心配そうに見つめるリッピ。。。

皆の不安をよそに、トッティは強烈なシュートを豪快に叩き込んだのでした。

そして見せたあの Ciucciotto(チュッチョット)おしゃぶりポーズ、昨年11月に
生まれた赤ちゃんクリスティアン君に捧げたものでした。ちなみに私も同じ月に
長女が生まれており、トッティがいかに赤ちゃんをかわいがっているかはよ〜く
分かります。この試合の前、休養でクリスティアン君に会って「エネルギーが蘇っ
たよ」と言っていましたが、よ〜く分かります、どんなにつらいことがあっても
赤ちゃんの天使の笑顔で全てを忘れて純粋に幸せな気持ちになれるのです。

しかし試合後のこのPuponeのコメントには皆苦笑いするしかありませんでした:

Totti voleva farci morire:
"Prima di arrivare sul dischetto ho pensato di fare il cucchiaio".
トッティは我々を殺すつもりだった:
「ペナルティースポットに行く前に、クッキアイオをしようと思っとったんや。」

"Poi faceva troppo caldo e ci ho ripensato".
「ほんでめっちゃ暑かったからやめてん」

その後も全イタリアが「NIENTE CUCCHIAIO TOTTI!!!」と叫び続ける中、意外な
人が意外な場面でクッキアイオを決めたのでした。。。

それは決勝戦対フランス戦、開始早々にフランスがPK奪取、蹴るのはジダン...
クッキアーイオーーー!!! ぎりぎりで入ったゴールでした。
さぞやトッティは悔しかったことでしょう。 その後トッティは途中交代、最後の
PK戦を蹴ることもなく、全イタリアが胸をなでおろしたのでした。。。

結局この大会、期待程の活躍を見せなかったトッティですが、常に話題の中心に
いたこの愛すべきバカ...いえいえ若大将トッティ、最高です!


- Colpo di testa または Testata(コルポディテスタ テスタータ)

大会最後の決勝戦にして、今大会最もひどいファールが出てしまいました。
ジダンの頭突きです。即レッドカードで退場になりましたが、試合後さらに
不可解なことが起こりました。そのジダンが Pallone d'oro(ゴールデンボール
賞)、MVPに決定したのです。あれほど悪質なファールを犯した場合、相当の制裁が
FIFAから下されるのが普通で、どんな制裁になるのかという時にこの受賞でした。
もっとも、この賞はジャーナリストの投票によって決定し、投票は決勝戦以前から
行われるために、このようなことが起こり得たとのことでした。

フランスでは、マテラッツィが暴言をジダンに吐いたせいだとしてマテラッツィ批
判が過熱し、ジダンの母親から「あのイタリア人のキンタマを料理してやりたい」
発言まで飛び出しました。

FIFAは、20日に処罰の決定を下すとのことです。

いづれにしてもジダンは世界最高のプレイヤーの一人として伝説となったわけです
が、同時に「頭突きの男」としても伝説となりました。。。

こちらをご覧ください:
ジダン爆笑ビデオ&ゲーム集
Guarda tutte le zidanate

また、7月11日にミラノのサンシーロで行われた世界最強のロックンロールバンド
ローリングストーンズのコンサートに、話題のマテラッツィとロック好きで知られ
るデルピエーロが飛び入り参加しました。

ちなみに、ストーンズのミック・ジャガーはサッカー好きで知られ、82年のイタリ
ア優勝時も同じ11日にイタリアでコンサートを開いており、しかも当時3−1で勝つ
ことまで予想し的中させるというmiracoloを起こしていたのでした。そして今回も
1−0でイタリアが勝つと予想していたのでした。スコアこそ外れたものの、見事
イタリアの勝利を予言し、再び奇跡を起こしてくれました。

ワールドツアー中のストーンズ、私も行った3月の日本公演の後、ヨーロッパツア
ーを控えた最中、キース・リチャーズが休暇先のフィジーで木から転落し頭を打つ
大怪我をしていた為、イタリア公演は延期されていたのでした。

コンサートで、恒例のミックによる現地語でのトークの時、彼はこう言いました:

"Materazzi e Del Piero sono qui".
マテラッツィと、デルピエーロが、ここに来てまーす。

"Materazzi e Keith Richards hanno qualcosa in comune",
マテラッツィと、キース・リチャーズは、共通点がありまーす、

"entrambi hanno avuto problemi di testa!"
2人とも、頭で、問題が起きましたー!

場内大爆笑、マテラッツィ苦笑だったそうです!

またこの時、例によってあの PO-PO-PO-PO-PO-PO-PO が大合唱されたそうです。



イタリア代表監督を務めたリッピが、この度辞任しました。ワールドカップ、
トヨタカップ、スクデットと、全てのタイトルを獲得した最高の監督でした。
闘犬ガットゥーゾから祝福の Schiaffo (平手打ち) を受けて喜ぶ姿、忘れられ
ません。

私にとって最も印象に残ったのはピルロ、トッティの後ろから攻守の要となって
アッズーリの大黒柱としてチームを支えてくれていました。

そしてもちろんキャプテン、カンナヴァーロ。PKとOGを除けば実質無失点、
代表通算100試合目の決勝戦を勝利で飾った最高のキャプテンでした。

同じくブッフォン、間違いなく、世界一のゴールキーパーです。

そしてザンブロッタ、攻守にダイナミックで安定した活躍をしてくれました。

そして闘犬ガットゥーゾ、中盤をかけずり回り支配する燃える闘魂、プレイも
さることながらその熱い心でチームを支え、勝てばリッピをしばいて祝い、
パンツ一丁で芝を食う男の中の男、ガットゥーゾ最高!!!

そして今大会のラッキーボーイ、"Colpo Grosso"(イタリア伝説のエロ番組)、
グロッソ! 重圧のかかる最後のPKもしっかりと決めてくれました。

そして何よりも印象に残ったのは、アッズーリの団結力でした。
リッピはほぼ全員を使い、全員がヒーローとなり、全員が団結していました。
最高のアッズーリでした。

GRAZIE AZZURRI, SIETE GRANDI!!!!! SIETE CAMPIONI DEL MONDO!!!!!!!!!!!!!


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