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らくちんイタリア語会話 vol.142

- 3 ottobre 2004 -

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今日のテーマ: Bentornate Simone
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              Bentornate Simone.

            おかえりなさい、2人のシモーナ。


満ちた月が地球を見つめていた9月28日、イタリア中が歓喜に沸きました。

2人のイタリア人女性ヴォランティアがイラクで拉致されてから約3週間後、
彼女たちが無事解放されたことが伝えられたのでした。

このコリエーレの画像をご覧下さい:
http://www.corriere.it/av/galleria.html?2004/settembre/festa&1

ローマの県庁前には虹色で書かれた「BENTORNATE(おかえりなさい)」の文字が
掲げられ、人々は歓喜で2人の家族を祝福し、彼女たちの所属するNGO「Un ponte
per...(...への架け橋)」の本部では、7色の虹の平和の旗が掲げられた窓から
マルゲリータの花がまかれました。

解放が伝えられた28日には、日本から高遠菜穂子さんが家族を訪ねていました。
彼女の滞在中に解放が伝えられたので、トレッタさんの家族は高遠さんを「UN
ANGELO(天使)」と呼んだそうです。

ベルルスコーニ首相も空港まで2人を出迎えました。その解放された2人の第一声は、
「イラクがこいしい」「早くイラクに帰りたい」「犯人たちは私たちに謝りました」
「これからも今までの仕事を続けたい」「イラクから軍を撤退させましょう」
「アラブ世界とイタリアの皆さんに感謝します」「イラクで苦しみ続けている人々
のことを忘れないで下さい」等々でした。

ベルルスコーニ首相は、「Resteremo a Bagdad e convincero` tutti gli italiani.
(イラクへの駐留を継続し、国民を説得していきたい)」とコメントしました。

またロベルト・ベニンニは、「Quando hanno alzato il velo e` stato come vedere
una notte stellata.(彼女たちがヴェールを上げた時、星空を見ているようだった
)」とコメントしています。

日本ほど卑劣で陰湿ではないにしろ、日本と同様ブッシュ追随策をとるイタリア政府
内でも高遠さんに対して起こった様な反応がありました。それは「政府への感謝の言
葉が最初に出なかった」というものでした。特に中道右派連合の中でも最右翼である
レーガ・ノルドはぶち切れているようです。その後、2人のシモーナは改めて「政府
への感謝」を表しました。この一騒動がなによりも日本と違うことは、彼女たちが
笑顔を保っており、そういう環境を多くの人々が保っているということでしょう。

また、イタリア政府が多額の身代金を払ったという情報も流れています。

詳しくは、以下のコリエーレの記事をご覧下さい:
www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2004/09_Settembre/28/familiari.shtml
www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2004/09_Settembre/29/torretta.shtml
www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2004/09_Settembre/30/simone.shtml


日本では何故か誘拐された時も解放された時もほとんど報道されていなかったよう
なのでこのニュースを全く知らない方も多いかと思いますが、約3週間前の9月8日、
2人の若いイタリア人女性ヴォランティアがイラクで誘拐されていたのでした。

イタリアで解放を求めるデモが起こったのはもちろん、イラクでもイラク人たちが
彼女たちの解放を求めるデモを行いました。イタリア国内のイスラム教徒たちも、
彼女たちの解放を求めるデモを行いました。「LIBERATELE(彼女たちを解放して
下さい)」の声が、毎日、毎日、叫ばれました。数日前には、彼女たちを殺害した
とする声明が出たこともありました。そんな中での、解放の知らせでした。

この2人は、Simona Pari(シモーナ・パーリ)とSimona Torretta(シモーナ・
トレッタ)で、l'Organizzazione non governativa (l'Ong = NGO団体)
「Un ponte per...(...への架け橋)」に所属するヴォランティアでした。

「...への架け橋」は、湾岸戦争後の1991年に「Un ponte per Bagdad(バグダッド
への架け橋)」として戦争被害にあった人々を支援する目的で誕生し、現在はさらに
支援地域をベオグラード(セルビア)、シャティーラ(パレスチナ)、ディヤルバク
ル(トルコ)に広げて活動しているイタリアのNGOです。
http://www.unponteper.it/

この3週間の一連の様子は、私のメルマガitaliano!イタリアーノ!でも追ってきた
他、私の知る限り日本のメディアではインフォシークニュース/イタリアトピックス
が適切に伝えてきていた数少ないニュースサイトの一つだったので、日本語で一連の
流れを振り返りたい方はこちらをどうぞ:
http://backno.mini.mag2.com/r/servlet/MBack?id=M0000459
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/italy.html

2人の解放を祝福すると共に、彼女たちの意志に敬意を表したいと思います。
そして、高遠菜穂子さんにも同様に、改めて敬意を表したいと思います。


そんな中、一連の問題の要であるアメリカでは、大統領選が迫ってきています。

以下の記事では、私も大好きだったアメリカの“ボス”が、間違った方向へ進んで
いるアメリカを変えるためのコンサートツアーを展開していることを報じています。
このニュースも何故か、日本のニュースでは見たことがありませんが:

www.repubblica.it/2004/h/sezioni/esteri/campagnausa1/boss/boss.html
"Il mio rock per battere Bush"(ブッシュを倒すための俺のロック)
Parte il tour di "Vote for Change"(“変える為の投票”ツアーを開始)

www.repubblica.it/2004/h/sezioni/esteri/campagnausa1/springtour/springtour.html
Il rock in viaggio contro Bush(反ブッシュのロックツアー)
Springsteen guida la carovana(スプリングスティーンが一団を率いる)

これらの記事を読めば、彼が半端な気持ちでこのツアーを立ち上げたのではない
ことが分かります。ブッシュ支配下のメディアに叩かれることも覚悟の上です。

ブルース・スプリングスティーンの他にも、パール・ジャム、REM、ジェイムス・
テイラー、ジャクソン・ブラウン、トレイシー・チャップマン、ベン・ハーパー、
ジョン・メレンキャンプ等々のそうそうたるメンバーが集まっています。

アメリカ国内の世論は依然真っ二つに分かれているようですが、アメリカ以外の
地球上の人類のmaggioranzaの思いはひとつです。

Lascia che l'America sia di nuovo l'America.

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             >>> ★ italiano! イタリアーノ!★ <<<

(04/09/29号より)

La luna della notte dolcemente ci proteggera`.
[ラ ルーナ デッラ ノッテ ドルチェメンテ チ プろテッジェら]

夜の月はやさしく私たちを見守ってくれるでしょう。
[yoruno tsukiwa yasashiku watashitachio mimamotte kurerudeshou]

★italiano!イタリアーノ!
http://www.mars.dti.ne.jp/~matsuken/italiano/
Sarah Brightman.

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