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らくちんイタリア語会話 vol.56

- 27 agosto 2000 -

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今日のテーマ: Nuovo Cinema Paradiso 〜 Qualunque cosa farai, amala.
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映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の中で、アルフレードがトトに捧げた最後の
言葉は、観ている自分の心にも、深く残りました。

Ogni uno di noi ha una stella da seguire.
我々一人一人は、それぞれ従うべき星を持っている。

Vattene!
出て行くんだ!

Fino a quando ci sei tutti i giorni ti senti al centro del mondo.
Ti sembra che non cambia mai niente.
Poi parti, un'anno, due,,, e quando torni e` cambiato tutto.
おまえがここにいる間は、毎日自分が世界の中心にいると感じるだろう。
何も変わらないと思えるだろう。
そして旅立って1年、2年と経って帰ると、全ては変わっている。

Bisogna andare via per molto tempo, e moltissimi anni
per ritrovare al ritorno la tua gente, la terra dove sei nato.
Ma ora no, non e` possibile. Ora tu sei piu` cieco di me.
長い間、何年もの間、帰ってくるな、
そうしたら帰って来た時に人々や生まれた土地に再会出来る。
しかし今はダメだ、不可能だ。今のおまえは、私よりも盲目だ。

Qualunque cosa farai, amala!
Come la magra cappella del Paradiso, quando eri piccino.
どんなことをしようとも、自分のすることを愛するんだ!
おまえが小さい頃、パラディーゾのみすぼらしい映写室を愛したように。


そして30年後。
トトの母親は、アルフレードの葬式へトトが帰って来るのを確信していました。

E' Toto'! Lo sapevo io!
トトだわ! 私には分かっていたわ!


アルフレードの妻が、泣きながら話していました。

Contento sara` che sei venuto, Toto'!
Sempre di te ha parlato, sempre! Fino all'ultimo!
Ti voleva bene assai!
喜んでいるでしょうよ、あなたが来てくれて、トト!
いつもあなたのことを話していたのよ、いつも! 最期まで!
あなたのことが大好きだったのよ!


懐かしい人々がいました。相手は覚えていても、トトには分からない人もいました。
新チネマパラディーゾのオーナーだったスパッカフィーコにも再会しました。

Toto': Ma perche' mi da del Lei? Una volta non era cosi`.
   どうして私に「Lei(尊敬調)」を使うのですか? 昔はそうじゃなかった。

Spaccafico: A una persona importante, dare del tu e` molto difficile.
      Comunque se tu ci tieni... Toto'!
      偉い人には、「tu(親しげ調)」を使うのはとても難しいのです。
      でもどうしてもと言うのなら、、、 トト!

Spaccafico: Chi l'avrebbe mai detto, Toto'!
      誰がこんなに立派になるって想像したろうよ、トト!


アルフレードと共に、誰よりもトトを愛し見守っていたのが、母親でした。
昔の思いを振り切れないでいるトトに、母は優しくこう言ったのでした。

Quando ti telefono, rispondono sempre donne diverse.
Ma finora non l'ho sentita mai una voce che ti ama veramente.
Avrei capito sai.
Eppure mi piacerebbe di vederti sistemato, che t'innamorassi.
La tua vita e` li`. Qua ci sono solo fantasmi. Lascia stare Toto'.
あなたに電話すると、いつも違った女性が出るね。
でも今まで、あなたを本当に愛している声を聞いたことがないよ。
私は分かってるんだよ。
でも私は、あなたが誰かを愛して落ち着いてくれるのを見れたらうれしいよ。
あなたの生活は向こうよ。ここには亡霊しかいないよ。放っておきなさい、トト。


●語句
Vattene = 動詞「andarsene = go away」の2人称単数命令法。
qualunque = whatever、どんな〜でも
amala =「ama」は動詞「amare = love」の2人称単数命令法、
    「la」は前の「qualunque cosa」を指す。
dare del Lei =「Lei」を使って、尊敬語で話す
dare del tu =「tu」を使って、親しい口調で話す
       親しい人にはもちろん、同年代の人や子供たちには初対面でも「tu」
       を使うのが普通です。
       「Diamo del tu?」=「『tu』を使って親しく話さない?」


父親として、友人としての愛、母親の愛、恋人への愛、夫への愛、自分の好きなもの
への愛、全ての愛が強く深く心に残る映画でした。親から産まれ、いつか親となる人
全てに、語り掛ける大事なものが込められていると、思うのでした。


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