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らくちんイタリア語会話 vol.55

- 20 agosto 2000 -

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今日のテーマ: Nuovo Cinema Paradiso 〜 l'amore
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今日も先週に引き続き、『ニュー・シネマ・パラダイス』で学ぶイタリア語です。

トトが撮ったフィルムを、アルフレードと一緒に見ています。
急に説明をしなくなったトトに、何が写っているのかアルフレードが尋ねました。

Alfredo: Perche' non parli piu`? Che si vede? Che si vede?
    どうしてもう何も話さない? 何が見えるんだ? 何が見えるんだ?

Toto': Niente. Non si vede niente. E' un pezzo tutto sfocato.
   何も。 何も見えないよ。 すっかりピンぼけのシーンだよ。

Alfredo: E' una donna! E' una donna!
    女だろ! 女だ!

Toto': Si`. E' una ragazza che ho visto alla stazione.
   そうだよ。 駅で見た女の子だよ。

Alfredo: Com'e`?! Com'e`?!
    どんな? どんな?

Toto': E' simpatica. Ha l'eta mia.
   Magra, con i capelli lunghi, castagni, gli occhi grandi, azzurri,
   l'espressione semplice, e una piccola macchia di fragola sulle
   labbra, ma proprio piccola, si vede solo da vicino.
   Quando srride ti fa sentire come... non so... come... per dire...
   いい感じだよ。 俺と同い年くらい。
   やせてて、長くて栗色の髪、大きくて青い目、すっきりした顔つき、
   唇に小さなホクロ、本当に小さくて、近くで見た時だけ見えるくらい。
   彼女が微笑むとまるで... 何だろう... まるで... 何て言うか...

Alfredo: L'amore! L'amore!
    愛だよ! 愛!

しかしアルフレードは、「青い目は難しい」と忠告するのでした。
その忠告通り苦戦するトトに、アルフレードは「兵士と王女」の話をするのでした。
王の娘に恋した一兵士が彼女に愛を告白したところ、彼女がこう言ったのでした。

"Se saprai aspettare cento giorni e cento notte sotto il mio balcone
alla fine, io saro` tua."
「もしあなたが百日百夜、私のバルコニーの下で待つことが出来たら、
私はあなたのものになります。」

彼女の言った通りに、どんなにつらいことがあっても待ち続けたボロボロになった
兵士は、99日目の夜、兵士は去ってしまったのでした。
その話が持つ意味を分からないまま、トトは同じようにエレナに告白したのでした。

Toto`:
Ma io dovevo parlarti. Sei bellissima, Elena. Questo volevo dirti.
Quando ti incontro non so mettere in filo due parole perche' mi fa
venire i brividi. Insomma, non lo so come si fa in questi casi, cosa si
dice. E' la prima volta. Ma credo che mi sono innamorato di te.
Quando sorridi, sei ancora piu` bella.
君と話したかったんだ。 君はとても美しいよ、エレナ。 これを君に言いたかった。
君に会うと何て話しかけていいか分からないんだ、震えてしまって。 つまり、こうい
う時どうしたらいいか、何て言えばいいか、分からないんだ。こんなの初めてだよ。
君に恋してしまったんだ。 微笑むと、君はよりいっそう美しいよ。

Elena: Salvatore, sei molto gentile con me, mi sei anche simpatico,
   ma io non sono innamorata di te.
   サルヴァトーレ、あなたはとても私に優しいし、いい人よ。
   でも、私はあなたに恋していないの。

Toto`: Non me ne importa niente! Aspettero`!
   そんな事全然関係ないよ! 俺は待つよ!

Elena: Cosa?
   何を?

Toto`: Che anche tu ti innamori di me! Ascoltami bene!
   Tutte le notte, quando finiro` di lavorare, sotto casa tua,
   io aspettero`! Tutte le notte! Quando cambierai idea, apri
   la finestra. Solo questo, io capiro`.
   君も俺に恋してくれるのをだよ! よく聞いて!
   毎晩、仕事が終わったら君の家の下で待っているよ! 毎晩だよ!
   君の気持ちが変わったら、窓を開けて。 それだけで、俺は分かるよ。

待ち続けて迎えた大晦日の夜、とうとう開かなかった窓に絶望していたトトですが、
エレナはチネマパラディーゾにいるトトの目の前に現れたのでした。

●語句
sfocato = sfuocato =「fuoco フォーカス」が「s- 外れて」いる状態、ピンぼけ。
simpatico = いい感じ、好感ある、親しみある、いい人
      人を評するのによく使われる言葉。
magro = thin、やせた。 反対語は「grasso 太った」
castagno = chestnut、栗の木、栗色。 栗の実は女性形「castagna」。
     「ciliegio 桜の木」「ciliegia さくらんぼ」と同じく、
     「木」は男性形で、「実」は女性形。
innamorarsi di 〜 = fall in love with 〜、〜に恋する
le labbra = lips、唇。 「-a」で終わるけど、複数形という変わった名詞。


初公開版では、「兵士と王女」の話が持つ意味は分からないままでしたが、完全版で
はその意味をトトが語っていました。そしてトトは、一人ローマへ旅立つ決意を固め
たのでした。


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