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らくちんイタリア語会話 vol.37

- 16 aprile 2000 -

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今日の言葉: Volevo 〜
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今日は「Domenica delle Palme 枝の主日(受難の主日)」に当たり、今日から一週間
は「Settimana Santa 聖週間」です。今週の木曜日は「Giovedi Santo 聖木曜日」、
金曜日は「Venerdi Santo 聖金曜日」、土曜日は「Veglia pasquale 復活徹夜祭」、
そして来週の日曜日はイタリア人のみならず全てのキリスト教圏人が待ちに待っていた
「Pasqua パスクァ(Easter 復活祭)」がいよいよやって来ます。

パスクァは、カトリックでは1年の内でナターレ(クリスマス)の次に大事な行事で、
死したキリストの復活を祝うキリスト教の行事です。
「枝の主日」は、復活祭の1週間前の日曜日に当たり、キリストのエルサレム入りを
民衆がシュロの枝を持って出迎えたことに由来しています。
「聖木曜日」は、復活祭直前の木曜日に当たり、キリストが木曜日にとった「最後の
晩餐」を記念して、全国の教会でミサが行なわれます。
「聖金曜日」は、復活祭直前の金曜日に当たり、キリストが十字架にかけられた受難
と死の金曜日を思い起こすミサが行なわれます。
そして「復活徹夜祭」は、復活祭の前日をローソクでともした復活の光で祝います。

パスクァは移動休日で、春分後の最初の満月の後の日曜日となる為毎年期日が変わり、
今年は4月23日になります。よく旅行本・サイトでは昨年や一昨年の期日を載せてたり
してるようなので、この時期イタリア・欧州を旅行する方々は注意してくださいね。

パスクァ翌日の月曜日「Pasquetta パスクェッタ(イースター・マンデー)」も休日と
なる上、今年は4月25日の「Festa della Liberazione イタリア解放記念日」が偶然
つながった為、3連休となります。この前後につなげて長期休暇をとる人も多く、
vacanza(ヴァカンス)を海外で過ごす人も多いことでしょう。店や美術館で、連休中
もあえて開いている所もありますが、この時期イタリアに旅行される方は、休み情報
に気をつけてくださいね。

で、イタリア旅行といえば、買い物という方も多いと思います。そこで今日の言葉は
買い物の時に使う便利な言葉、「Volevo 〜」です。(はい無理やりこじつけました)

何かを買う時に使うお決まりの文句といえば、
「Questo per favore. クエスト ペる ファヴォーれ。 これ、お願いします。」や、
「Vorrei questo. ヴォれイ クエスト。 これを頂きたいのですが。」とか言うのが
よく知られていますが、何か他に言い方ないのん?という方にオススメの表現が、
「Volevo questo. ヴォレーヴォ クエスト。 これを欲しいのですが。」です。

もう一つ、「Voglio questo. ヴォッリョ クエスト。 これ欲しい。」という直接的
な言い方もありますが、これは家族や友達の間、よほど行き慣れた所で使うのはいい
ですが、旅行者が買い物の時に使うのは、出来れば控えた方がよろしいでしょう。

「Vorrei」・「Volevo」・「voglio」を文法的に言うと、
それぞれ動詞「volere = want 欲しい、〜したい」の活用形で、
Vorrei : 1人称単数・現在形・条件法 「出来れば欲しいのですが」
Volevo : 1人称単数・未完了過去形・直説法 「欲しかったのです」
Voglio : 1人称単数・現在形・直説法 「欲しいです」が直訳です。
(「未完了過去」ってのは「passato imperfetto」の直訳で、日本の文法書では
「半過去」として通ってるやつです。)

「条件法 condizionale」というのは、その名の通り、「条件が合えば〜なのですが」
といったニュアンスの言い方で、少し遠慮した、一歩引いた丁寧な言い方です。

ですから「Vorrei 〜」と言うと、「よろしければ〜したいのでございますが」という
ニュアンスを持った、礼儀正しい丁寧な言い方になるわけです。

一方「Volevo 〜」と言うと、直訳では「〜したかったのです」ですが、「〜したいの
ですが」というニュアンスも持った、「Vorrei」程ではないけど、一歩引いた程よく
丁寧な言い方になるわけです。

初めて行くお店や、丁寧に話した方がいい場面ではもちろん、この「Vorrei 〜」でOK
なわけですが、毎日行くお店や顔見知りのお店、カジュアルな感じのお店、気取らない
お店等では、この「Volevo 〜」を使うとちょっと肩の力が抜けてて、かつ丁寧ないい
感じの表現となるわけです。

例文1: 買い物をするパオラ

Paola: Buongiorno.
ブォンジョーるノ。
こんにちは。

Commessa: Buongiorno. Desidera?
ブォンジョーるノ。デズィーデら?
こんにちは。何をお探しですか?

Paola: Volevo avere una giacca di pelle.
ヴォレーヴォ アヴェーれ ウナ ジャッカ ディ ペッレ。
革のジャケットを欲しいのですが。

Commessa: Bene, venga.
ベーネ、ヴェンガ。
はい、こちらへどうぞ。

例文2: さらに買い物をするパオラ

Paola: Buonasera.
ブォナセーら。
こんばんは。

Commessa: Buonasera. Mi dica.
ブォナセーら。ミ ディーカ。
こんばんは。どうぞ私におっしゃってください。

Paola: Volevo questo e quello.
ヴォレーヴォ クエスト エ クエッロ。
これとあれを頂きたいのですが。

Commessa: Subito.
スービト。
はいすぐに。

●語句
palma = palm、ヤシ、シュロ
settimana = week、週
veglia = 徹夜
commessa = 店員(女性)。 commesso = 店員(男性)。
Desidera? = 動詞「desiderare = desire, want」の3人称単数現在形。
尊敬を表す3人称形で、語尾上げして疑問形にしてます。
店員がお客様に言う決まり文句のひとつ。
venga = 動詞「venire = come」の3人称単数命令形。3人称で尊敬を表す。
dica = 動詞「dire = say」の3人称単数命令形。3人称で尊敬を表す。
これも店員がお客様に言う決まり文句のひとつ。
giacca = jacket、ジャケット
pelle = skin、peel、肌、皮、革
questo = this、これ
quello = that、あれ
subito = at once、すぐに

余談ですが、ギリシャ正教では、クリスマスよりも復活祭の方が重要らしく、一緒に
ペルージャで大学に通っていたギリシャ人たちは2〜3週間休んで里帰りをしていま
した。イタリアでは「Natale con i tuoi, Pasqua con chi vuoi クリスマスは家
族と、復活祭は好きな人と」といわれますが、ギリシャでは「Pasqua con i tuoi」
だそうです。その間、友達の飼っていた金魚たちを預かって育てていたものでした。
金魚育てるのなんてむっちゃ久しぶりでしたが、なんかかわいかったです。
オチもヒネリも何もない、余談でした。


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