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らくちんイタリア語会話 vol.31

- 5 marzo 2000 -

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今日の言葉: Ce l'ho fatta!
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今週の3月8日は、女性の日(Festa della donna フェスタ デッラ ドンナ)です。

これは特にキリスト教関連の行事ではなく、元々はNew Yorkの女性運動が発端となり
制定された「International Women's Day 国際女性デー」なわけです。

イタリアではこの日は特別な日であり、男性が日頃お世話になっている女性にミモザ
(mimosa)の花を贈る習慣になっています。

この日のオフィスでは、男性が女性のデスクにミモザをそっと一輪置いたりして、
フロア全体に黄色いミモザの花が咲き始めたような、さわやかな空間が広がります。
街行く男たちも、奥さんや恋人の為にミモザの花束を買って歩いてたりします。

この光景を見ると、もうすぐ春が来るんだって、実感が湧いてくるのです。

で、今日の言葉は先週に引き続き、farcela(やり遂げる)の完了過去形です。
先週号をご覧になっていない方は、まずは下記アドレスにて見てしてみてください。
http://aromazzi.hoops.ne.jp/20000227.html

「やったーっ!」という意味になります。

Ce l'ho fatta! チェロファッタ 私は、やったぞっ!
Ce l'hai fatta! チェライファッタ あなたは、やったねっ!
Ce l'ha fatta! チェラファッタ 彼女/彼/あなた様は、やった!
Ce l'abbiamo fatta! チェラッビァーモファッタ 私たちは、やったぞっ!
Ce l'avete fatta! チェラヴェーテファッタ あなたたちは、やったねっ!
Ce l'hanno fatta! チェランノファッタ 彼らは、やったねっ!

例文1:ACミランのシェフチェンコのゴールを見て

Marco: Ce l'hai fatta!!! Evviva!!! Sei grande!!! Sei mitico!!!
チェライファッタ!!! エッヴィーヴァ!!! セイグらンデ!!! セイミティコ!!!
あんた、やったね!!! ばんざぁ〜いっ!!! あんた偉大だ!!! あんた神話だ!!!

例文2:ユーヴェが勝った試合後のインタビューにて

Paola: Com'e` stata la partita di oggi?
コメ スタータ ラ パるティータ ディ オッジ?
今日の試合はどうでしたか?

Pippo: E' stata dura, ma alla fine ce l'abbiamo fatta!
エ スタータ ドゥーら、マ アッラ フィーネ チェ ラッビァーモ ファッタ!
ハードだったけど、最後には俺たちゃやったぜ!

例文3:バールにて

Lucia: Senti, la settimana scorsa Marco ce l'ha fatta?
センティ、ラ セッティマーナ スコるサ マるコ チェ ラ ファッタ?
ねえ、先週マルコ、ちゃんとやった?

Paola: No, non ce l'ha fatta! Era in ritardo di ben due ore!!!
ノ、ノンチェラファッタ! エーら インりターるド ディ ベンドゥエオーれ!!!
いいえ、だめだったわ! 2時間も遅れたわよ!!!

Lucia: Lo sapevo!
ロ サペーヴォ!
そうなるって知ってたわ!

「普通の過去完了形では、"hanno fatto"のようにavereに続く過去分詞の語尾は変化
しないはずなのに、何故 "fatta"になってるの?」と思った方の為に説明すると、
『直接補語代名詞(lo,la,li,le)+avere+過去分詞の場合、過去分詞の語尾は代名詞
の語尾と同じに変化する』という文法上の法則があるのです。

例えば次のように:
lo+ho +fatto → l'ho fatto ロファット それ(男性形)を私はやった
la+ho +fatto → l'ho fatta ロファッタ それ(女性形)を私はやった
li+ho +fatto → li ho fatti リオファッティ それら(男性形)を私はやった
le+ho +fatto → le ho fatte レオファッテ それら(女性形)を私はやった
lo+hai+fatto → l'hai fatto ライファット それ(男性形)を君はやった
la+hai+fatto → l'hai fatta ライファッタ それ(女性形)を君はやった
li+hai+fatto → li hai fatti リアイファッティ それら(男性形)を君はやった
le+hai+fatto → le hai fatte レアイファッテ それら(女性形)を君はやった

また、loとlaはavereと結合してl'ho、l'hai等となりますが、liとleは複数形である
ことを強調するために結合せずli ho、le ho、li hai、le haiのままとなります。

「難しい!」と思う方は、あまり気にしないでください。語尾の変化を間違えても、
イタリア人はちゃんと分かってくれます。「テスト社会」に生きる日本人は、間違い
を恐れて話すのをためらいがちですが、動詞の人称変化を全部原形で貫き通す様な
アメリカ人等を見習って、どんどん話すことが国際コミュニケーションの第一歩です。

●語句
Senti! = 動詞「sentire = hear, listen, feel」の2人称単数命令形。
友達に呼びかける時の決まり文句。「ねえ聞いてよ!」って感じ。
英語を話すイタリア人が、「Listen!」と言って話し掛けてくることが
多くありますが、それはこの言葉の直訳からなのです。
「Ascolta!」(動詞「ascoltare = listen」の2人称単数命令形)も同意。
尊敬語で話す場合は、それぞれ「Senta!」「Ascolti!」になります。
settimana = week、週
scorsa = last、過ぎ去った、昨〜。settimana(女性名詞)にかかるので女性形。
ritardo = delay、遅れ。「in ritardo」で、late、遅れて。
ben〜 = 後に続く言葉を強調して、〜も!
Evviva! = Viva! ヴィーヴァ!と同様、バンザ〜イ!という意味。
grande = big、great、大きい、偉大な
mitico = mythical、神話的な、(神話になるくらい)超偉大な
partita = match、試合
oggi = today、今日
dura = hard、tough、硬い、つらい。partita(女性名詞)にかかるので女性形。
alla fine = in the end、最後には

今年の3月8日は、「灰の水曜日(Mercoledi` delle ceneri)」でもあります。
キリスト教の慣習で、カルネヴァーレ(謝肉祭)が終わった後の水曜日に当たり、
来たる復活祭を迎える間の期間の始まりの日に、心を新たにする意味があります。
謝肉祭も灰の水曜日も、死したキリストの復活を祝う為の前行事の一つなのです。
「人は灰より生まれ灰に帰る(Ashes to ashes)」はかないものである事を再認識し、
春に新しい命を迎えるにあたって、命の尊さを再認識する意味があるのです。

今年は3月7日のカルネヴァーレ、3月8日の「灰の水曜日」を経て、40日後に「聖週間
(Settimana Santa)」、そして4月23日にパスクァ(Pasqua: 復活祭)が訪れます。

春が少しずつ近づいてきました。


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