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らくちんイタリア語会話 vol.8

- 19 settembre 1999 -

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今日の言葉: Ma va?
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今日9月19日は、ナポリの守護聖人、聖ジェンナーロ(San Gennaro)の日です。

イタリアでは、毎日が誰かの守護聖人の日と決まっています。
例えば他には、12月7日はミラノの守護聖人、聖アンブロージョ(Sant'Ambrogio)
の日、6月29日はローマの守護聖人、聖ピエトロ(San Pietro)と聖パオロ(San
Paolo)の日、4月25日はヴェネツィアの守護聖人、聖マルコ(San Marco)の日で、
それぞれの街は祝日となります。

中でも世界中で有名なのは、2月14日の聖ヴァレンティーノ(San Valentino)の日です。
聖ヴァレンティーノは「愛」の守護聖人であり、テルニの街の守護聖人でもあります。

聖ジェンナーロはナポリの守護聖人であり、この日はナポリの祝日になるのです。
どこかで「Di Gennaro」(ジェンナーロの店)とかいう名前の店があったら、
ナポリ料理の店と思ってほぼ間違いありません。

今日ナポリでは「聖ジェンナーロの奇跡祭り(Festa del Miracolo di San Gennaro
フェスタ デル ミらーコロ ディ サンジェンナーろ)」が開催されます。
この日のミサでは「聖ジェンナーロの血液(il Sangue di San Gennaro
イル サングエ ディ サンジェンナーろ)」が入ったガラスビンが公開され、普段は
凝固して溶けるはずのない何千年前の「血液」が、ミサの最中に溶け出すのです。
この「奇跡」は世界中に有名で、この謎を解明しようと世界中の科学者が調査にのり
出しており、振ると溶けるように出来ている化学溶液ではないかとの説が有力ですが、
ヴァティカンがそれを認めるはずがなく、未だ真相は謎のままです。

「イタリアで時間通りに起きるのは、奇跡だけだ」という名言通り、この奇跡は毎年2回
(5月にもう一度)必ず起こるのですが、まれにこの「血液」が溶けない年があるのです。
この時こそ、「Ma va? マヴァ?」と言うところです。

遅れ馳せながら、今日の言葉は、日本語の「マジ?」にあたる「Ma va?」です。
最初にこの言葉を聞いた時、あまりに「マジ?」に似てるので正に「マジ?」でした。
日本語でも「マジ?」をアレンジして「マブ?」とか「マビ?」とか言ったりしますが、
「マヴァ?」もその延長線のような感じです。

英語に直訳すると「But does it goes?」となり、意訳すると「Really?」です。

●文法
Ma = But. 驚いた時、あきれた時などにも「んまっ…!」って感じで使われます。
va = 動詞andare(=go)の3人称単数形。この様な使用頻度の高い動詞の人称変化は、
   原形とはだいぶ違う形に変化するので、暗記して慣れるまで使いこんで下さい。

他の丁寧な(?)驚き方としては、Davvero?(ダッヴェーろ?) E' vero?(エヴェーろ?)
Veramente?(ヴェらメンテ?)とかがあり、いずれも「本当に?」の意味です。

また「Ma va!! マヴァ!!」と語調を変えると、「とんでもない!!」という意味になり
ニュアンスが少し変わります。

この「血液」が溶けない年には、大災害が発生するといわれ、実際大地震や戦争など
が起きたケースもあるようです。
今年は、千年紀の終わりであり、なんと2日前が Venerdi` 17(前回参照)な事もあり、
superstiziosiな(迷信深い)人々にとっては気が気ではないでしょう。
ここでヴァティカンがどう出るか、人々を安心させるのか、世界に警告を発するのか、
大変興味深いところです。


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